2003年2月3日

九州をクローズアップ

グローバルイメージャ(GLI)が2003年1月25日11時30分頃に取得したデータによる250メートル水平解像度の 合成画像です。 左図は、測定波長帯660ナノメートル(チャンネル22)、545ナノメートル(チャンネル21)、460ナノメートル (チャンネル20)のデータをそれぞれ赤、緑、青色に割り当てたもので、ほぼヒトの肉眼で見たとうりの色に 見えています。諫早湾を仕切る堤防の内と外との海色の違いや、桜島からの噴煙が北東方向にたなびいて いる様子がわかります。

左図 右図

右図は、赤から近赤外光の波長帯まで含めた波長1640ナノメートル(チャンネル28) 、825ナノメートル (チャンネル23)、660ナノメートル(チャンネル22)を赤、緑、青に割り当てて作った画像です。 緑色の部分は植生、紫色は市街地、青色は雪面に対応しています。阿蘇山カルデラのピンク色に見える 部分は土壌か枯草です。左図で阿蘇山のところに見える白色部分は雲か雪か区別がつきませんが、 右図では青く見えることから雪と判別できます。また、注意深く探すと、福岡空港、佐賀空港、鹿児島湾岸の 石油基地なども確認できます。

註)1 ナノメートルは10億分の1メートル。

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