オーストラリアの大規模な野火
観測日:2003/01/25
オーストラリアの大規模な野火
2003年1月25日の夜間(UT13時20分頃)、グローバルイメージャ(GLI)がニューサウスウェールズ州とビクトリア州にまたがる大規模な野火(ブッシュファイヤー)を捉えた。GLIが持っている短波長赤外光 (波長3.715μm)のデータから地表の高温部分を検出することができる。図の赤い点は高温部分を表し、野火が起っている場所に対応する。また、昼間の可視光の観測では煙が拡がっている状況がはっきりわかる。このように、GLIは広範囲かつ複合的に観測できることから、森林火災をはじめとして、大規模な自然災害の状況把握に役立てることができる。
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