sensor

GLIセンサーの特徴と先進性

GLIチャンネルと主要観測対象の表

*地球の大気〜地表面をトータルに観測できます
ADEOS(みどり)に搭載されたOCTSセンサーで実証された海洋観測チャンネルに加え、陸、大気、雪氷を観測するチャンネルを多数有し、地球の大気から地表面を同時かつ高精度に観測することが可能になりました。
*ローカル〜グローバル規模の現象をトータルに観測できます
米国最先端のMODISセンサーに比べ、250m解像度の高分解能チャンネルが増強されました。
ランドサット搭載TMセンサーの可視近赤外チャンネルと同じ波長(Ch20〜23,28〜29の6チャンネル)を250mの高解像度で観測することができ、その他の1km解像度の30チャンネルの解析と併せることによって、地球表面のローカルな現象からグローバルな現象までを総合的に観測することが可能になりました。
*これまで得られなかったパラメーターを観測できます
近紫外域の0.38μm、酸素吸収の0.76μm、水蒸気吸収の1.4μmなど、従来あまり活用されてこなかったチャンネルを有し、それぞれ陸域エアロゾル、雲幾何学的厚さ、水蒸気量の抽出に役立てられる予定です。特に0.38μmチャンネルを1km解像度で定常的に運用するのはGLIが世界初となります。
*より詳細な地球の姿を観測できます
大気の窓領域である1.6、2.2、3.7、8.6、10.8、12.0μmのチャンネルを全て有し、中間熱赤外波長から赤外波長で観測される多くの現象を同時に観測することができるようになりました。さらに、6.7、7.3、7.5μmチャンネルを有し、水蒸気場の鉛直分布の指標を得ることができます。これらのチャンネルを装備するセンサーは米国のMODISなどごく少数です。さらに、海面における鏡面反射を効果的に避ける手段としてチルト機能を装備していますので、低中緯度域を含む広い範囲での海色観測が可能になっています。

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